【京都】着物の構造を知ろう!仕立て・仕立て直しはお任せ
京都で着物の仕立て・仕立て直しなら和衣庵
着物の構造・仕立てについて解説します
京都で着物の仕立て・仕立て直しを依頼するなら、和衣庵へお問い合わせください。着物の魅力は、どんなサイズの人にもぴったりに仕立て直せることにあります。大切な着物は親から子や孫までも受け継いで大切に着たいところです。
今回は、紬はもちろん訪問着、振袖、長襦袢など幅広い着物の仕立てを承る和衣庵が、着物の構造や仕立て方の種類をご紹介します。
着物の構造は知っておいたほうがいい?基本的な構造を解説
日本では大切な着物を母から子へ、さらに次の世代へと伝える文化があります。着なくなった着物は処分するのではなく、仕立て直して大切な人に受け継ぐことができるのです。
こちらでは、着物の構造について解説します。
着物の構造を知るメリット
どの着物も、基本的には幅37-38cmほどの反物から作られています。着物を仕立てるとき、着る人のサイズに合わせて反物を切り落とすのではなく「縫い代」として縫い込むのです。
着物の構造を知っていれば、縫い目を解いて分解し、次に着る人にぴったりのサイズに仕立て直すことができます。
着物の構造
着物は幅約38cm・長さ約12mの反物を直線に裁断・縫製して仕上げます。余った部分はたいてい縫い代として縫い込まれるので、どのようなサイズの着物を仕立てる場合でも、反物の幅を切り落とすことはありません。
着物は、以下のパーツを2枚ずつそれぞれ直線的に縫い合わせて作ります。
- 身ごろ(身頃)
- おくみ(衽)
- 衿(えり)
- 袖(そで)
各パーツを簡単にご紹介します。
身ごろ
胴体部分のパーツを指します。肩山から前の裾までを「前身ごろ」背中側を「後ろ身ごろ」と呼びます。
おくみ
「衿」と「前身ごろ」の間に付けられています。着物は前を重ねて着るので、重なり合う部分が広くなるように「おくみ」がつけられています。
衿
「前身ごろ」と「おくみ」に首回りを囲むようにつけられます。汚れやすいので「掛け衿」と呼ばれる布を重ねて縫い合わせます。
袖
現代では1尺3寸(49㎝)が標準です。袖が長い「振袖」は未婚の女性だけが着る正装です。「振り」とは袖口とは逆の身ごろ側の部分を指します。女性の着物は「振り」が開いていますが、男性用の着物は開いていません。
手縫い仕立てとミシン仕立てのポイント!手縫い仕立ての魅力
着物を仕立てる手法には、「手縫い仕立て」と「ミシン仕立て」があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
手縫い仕立ての特徴
手縫い仕立ては昔から受け継がれる伝統的な手法で、着物を傷めない工夫がたくさんあります。
- 1本の糸で縫われているので、布に縫い目が残りにくい
- 針を斜めに入れることによって、布を傷めず、縫い目が表に出ない
- 縫い目に適度な遊びを作り、負荷がかかったときに縫い目が伸縮し布が引っ張られるのを防ぐ
手縫い仕立てのメリット
手縫い仕立てのメリットは、なんといっても仕立て直しができることです。縫い目を残さず、布を傷めない工夫がされているので、容易に仕立て直すことができます。大切な着物を親から子、孫へと受け継げるのは嬉しいポイントです。
また、繊細な技術によって糸や生地にかかる負荷を逃し、身につけた際に体に馴染み、動きやすい作りになっています。
手縫い仕立てのデメリット
手縫い仕立ては、ミシン仕立てと比べて一般的に高価で、仕上がりまで時間がかかるというデメリットもあります。
明治時代以降は、ミシンの普及によりミシン仕立ての着物が増えてきています。
ミシン仕立ての特徴
2本の糸を太い針で絡ませるように縫うので丈夫に仕上がる
ミシン仕立てのメリット
ミシン仕立てのメリットは丈夫なことです。2本の糸でしっかり縫い付けてあるので、解けにくく、丸洗いしても着物の型が崩れません。普段からよく着物を着る人には、ミシン仕立ての方が扱いやすく、手入れが簡単です。また、大量生産できるので手縫い仕立てに比べて安価で購入できるのも魅力といえます。
ミシン仕立てのデメリット
一方で、着物の最大の魅力である「仕立て直し」が難しいというデメリットもあります。2本の糸で生地に貫通して縫われているため、糸を解いて反物に戻したときに、針穴が残ってしまうのです。
手縫い仕立て・ミシン仕立て、どちらにもメリットとデメリットがあります。大切な着物を長く使いたいとお考えでしたら、手縫い仕立てがおすすめです。ミシン仕立てに比べて高価ですが、その分高品質な仕上がりになります。
京都で着物の仕立て・仕立て直し・お直しのご相談なら
こちらでは、長襦袢から振袖などまで幅広く着物の仕立てを承る和衣庵が、着物の構造や仕立て方の種類をご紹介しました。
着物の魅力の一つとして、仕立て直しができるという点が挙げられます。着物を着る人の体に合わせて仕立て直しを行えば、長く綺麗に着ることができます。
着物の仕立て・仕立て直しを依頼するなら、ぜひ京都の和衣庵をご利用ください。
和衣庵では、手縫い仕立て・ミシン仕立ての両方に対応しております。手縫い仕立てはベトナムの縫製工場と提携し、優れた技術をもつスタッフが1枚1枚丁寧に仕上げております。一般的に高価だといわれる手縫い仕立てを、品質を落とさずお安くご提供いたします。
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京都の着物なんでも屋さん「和衣庵」 よくあるご質問
寸法がわからないのですが仕立ては可能ですか?
可能です。身長と、ヒップをお知らせください。裄は身長の平均を取ります。手が長いとか短いとかございましたら合わせてお知らせください。
ミシン仕立ては全部ミシンで縫うのですか?
直線部分はミシンです。衿や、裾などは手でくけますので表にミシン目が見えることはありません。
仕上がりまでの流れを教えてください。
まずネットでご注文いただき、メールの指示通りにお着物をお送りください。到着後に確認メールを送付し、検品・見積もり後、問題なければ加工に進みます。仕上がり次第、ご連絡し発送します。
丸洗いではどんな汚れが落ちますか?
油性の汚れ(ファンデーションなど)が落ちやすいです。水シミ、泥はね、飲み類は丸洗いでは落ちにくいです。別途しみ抜きの作業が必要なことが多いです。
胴裏の黄変や、表地のヤケなどは丸洗いでは改善しません。着用時のチリほこりや、全体の軽い汚れは落ちますのでしばらく着用がない場合は、丸洗いしてからタンスにしまうことをお勧めします。汚れを残したままですと、シミや虫くいの原因となります。
京都で着物の仕立て・仕立て直しなら和衣庵へ
店舗名 | 着物なんでも屋さん 和衣庵 |
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販売事業者名 | 株式会社舎那利 |
販売責任者名 | 臼井 亜希子 |
住所 | 〒615-0051 京都府京都市右京区西院安塚町24 |
電話番号 | 075-323-2333 |
FAX | 075-323-2339 |
メール | info@wagoromoan.com |
URL | https://wagoromoan.com/ |
営業時間 | 月ー土 10:00-18:00 |
定休日 | 日祝祭日 |
お店からのアクセス | 阪急「西院」駅から徒歩10分 / 市バス「四条葛野大路」から徒歩1分 |
駐車場 | 有り |
古物商営業許可 | 古物商許可番号 第611281530001号 |